心の「ちがう」に向き合うシリーズ
自分の心が分からない時に読んでほしい。
感情が表に出ない理由の1つは、考えすぎだから
前回の記事では、自分のリアクションが人に与える影響を事前に考えすぎてしまうせいで何も表に出せないという状態を深堀った。
今回は、少し違う側面からもう一つの理由を見ていく。
リアクションについて考えすぎる理由は、相手が好きだからその場の雰囲気を壊したくない、というのがある。
これは友人関係に多かった。
じゃあもっと気を遣わない関係性なら? というお話をする。
家族へのリアクションも、無いひと
友人に対しては考えすぎて出ない。
家族やそれくらい信頼した人の前でのリアクションは?
出ない。
気遣うとか雰囲気を壊さないように考えるというフェーズでもない。
もう、オフの時はオフだ。
ゼロ。
マイナスでもない、ゼロだ。
辛うじてオンの時1くらい。
彼らにはオーバーリアクションでもいいからリアクションしてくれと言われそうだ。
うーん。
オーバーっていうのは無理をしてしまうことだよね。
だから違うと思う。
違うんだけど。
普段からテンションが低いせいもある
ある時人に言われたのは、
普段の私のリアクションや話すトーンはとてもローで、一般的な水準にも到達していないらしいということ。
まあ、絶対的な基準なんてないんだろうけどね。
当事者間で納得が行く水準を見つけるしかないんじゃないかとは思うけど。
ただリアクションが欲しいと言う人もいるし、私もそれは十分に理解している。
そしてリアクションできないことを申し訳なく思っている。
本当に悪気がない。
でも無理をするのは違う。
でも心がないと誤解されるなんて嫌だ。
テンションが低い理由は、分からないから
何で家族の前でそこまでゼロになってしまうのだろう。
あるいは何でそんなローな感じなんだろう。
1つは、分からないからだ。そう、心が。
もう1つは、むしろ家族の前だからだ。
無理をしないでいられる時間が良いと思ってるからだ。
信頼がゆえの沈黙。
心が分からないってのは、それでも子供の時の学習が根幹にあると思う。
何かやりすぎると怒られるというイメージがあった。
学校で友達が先生に怒られるのは悪いことをしたから。
同様に、怒られるとしたら自分が悪いから。
自分が心を全開にしたら親は大概機嫌が悪い。
怒られるということは両親が機嫌を悪くすること。
両親の機嫌が悪いのは自分が悪いから。
それなら自分が何もしなければいい。
自分の心は封じた。
確かにそれだと自分が嬉しいのか楽しいのかなんて分からないよね。
目の前の出来事を頭で処理するだけ。
でもそれで生き延びてきた。
彼らの機嫌が悪いとき、心を守るためには心を遠ざけるしかなかったの。
怖いのが、頭がリアクションを代行できることだ。
ある程度の感情は言語化できる。
頭が。
だから私のリアクションは薄い。
頭が概念として知っている嬉しさや楽しさを代わりに言っている。
でも本当にこれでやり過ごしてきた。
心の声を出すことがあまりに怖いから、その怖さから身を守ってきた。
頭がリアクションを代行する恐怖より、心をさらけ出す恐怖の方が圧倒的に勝っていた。
歪んだやり取り
家族にはリアクションしないことが当たり前だった。
私は全く「ただいま」や「ありがとう」を言わない子だった。
そう言えと言われた記憶がない。
いや、幼い頃に一度くらいは言われたはずだ。
ただ何度も言われたことがない。
あと、「人にはお礼を言いな」とは言われたことがある。
親が諦めてしまってたのかもしれない。
親は私に言うけれど、私は何も返さない。
そんな日々。
変だよね。
私が言わないのももちろん変だけど、「お父さんお母さんにもちゃんと言いな」って教えなかったのはなぜ?
両親も自己肯定感が低いとしたら?
「お礼を言われないのも自分が悪いんだから当然だよ」と思ってしまっていたとしたら?
教えなかったというか、教える言葉すらも彼らは掴めていなかったのかもしれない。
何て不器用な家族たちなんだろう。
今は、「ありがとう」は言うようになったよ。
多少はね。
LINEのスタンプとかを使って。
表に出ないのではなく表出の仕方を知らない可能性はある
幸せなら手を叩こう、と同じ感じで、
「嬉しい時は嬉しいって言っていいんだよ」
そう教えてあげたい。
子供の頃の自分に。
そして、表に出すことを珍しいものでも見るように受け取られたら恥ずかしいと思うよね。
「なんか変わったね。凄いね」って。
「意外だね」って。
こう言われてへそを曲げてリアクションをやめないで。
意外って思われた時に、何かを失う怖さがあるのかもしれない。
その相手なのか、今までの自分なのかを、失うかもしれないって。
悪意があって「意外」と言っているわけじゃないから安心して。
「いいね」って言ってるのと同じ。
そう思った方が楽だよ。
後編へつづく
自分の心を自分自身が一番分かってあげる
このシリーズはこれが目標。
どれかの記事だけでも、一緒に考えてみてくださいね。