悪気はない
口癖って気づきにくいものだ。
よく他人への印象を左右すると言われるのが
話し始め、「いや」から始まっちゃうやつ。
確かに自分が何か提案したり
何か自分の中の仮説を元に質問したりした時に
相手が開口一番「いや」って言ってきたら
否定されたって感じちゃう。
こうして逆の立場で考えたらすぐ分かるけど
自分が出ちゃうのは制御難しい。
無意識に出るつなぎ言葉であって
深い意味がないし
否定するつもりはなく使ってしまう。
伝わりづらい言葉だ。
自分がそう言ってしまう時
何が起こっているか考えてみた。
相手の言葉を解釈した時に、実はちょっと自分の意図とは違って聞こえる
悪気は全くないのだが
「いや」を言う時
正直この現象がたまにある。
自分が相手に話している内容について
相手はコメントしたり質問したりしてくれるのだけど
「その解釈はちょっと違うなァ」と思う時、
当然自分の頭の中にあるものとちょっと違うのだから
「いや」が出る。
相手の言葉に対して厳密に吟味しすぎて
違うことを正直に出しすぎちゃっている。
大らかに受け止めたいのだが
「違う」ことで何らかの違和感を感じているので
それを隠せない。
そして「いや」は自分の言語化に対する否定でもある。
「アァこの表現だと伝わらないのか」を迅速に自分の脳みそに知らせるための
「いや」でもある。
「違う言葉で言え」コマンドみたいな。
相手と会話していると同時に、たぶん自分の脳みそとか心とも会話している。
つまり、私の思い描いているアイデアって
言語化したらこれで合ってるのか?
を常に問いながら話している。
元々言語で構築されてはいるんだけど
要点がピックアップされてるわけじゃなくて
冗長な文章がつらつらあるから
それをもう一度簡潔に言語化しなきゃいけないということ。
そして自分の中で適切な表現を見つけられているわけでもない。
ここが重要で、
「いや」って言うのは
自分でも何となく自信がない時に出ちゃったりしてないか?
なんて思った。
そもそも説明でビタビタに一致する表現を見つけられているのなら
言葉を選ぶ余裕がある。
「いや」で始めることは強すぎる否定だと分かってるから
仮に相手の返答に違和感を感じても
「あぁなんかね」とか「えぇとね」とか別の表現が言える気がする。
「違う」+「自分でも自信がない」時
要注意だ。
ただこういうのが起こると
これはいずれにせよ私の伝え方とか説明力の欠如なんだろうなァとか
思って適切な言葉を探す処理をしている。
相手を否定したいとは思わない。
感嘆詞はOK?
「いやぁ、暑いねえ」
これ、本当に会話の初めのあいさつで言ったら不快になる方いるのだろうか。
これを否定と捉える時、
何に対しての?笑 ってなる気はする。
え、昨日話してたことに対してかな?とか、考えちゃう。
やの音を伸ばして「いやー」って言ったら否定のニュアンスは和らぐと思うが
あとはテンションとかテンポの問題もあるのだろうか?
たぶんこの場合って
自分の中でも何も矛盾してないし
相手の言葉の解釈も発生してないし
否定と判断する要素ない気はするが
「いや」の否定的な意味が独り歩きしてるせいなのか。
「えっと」とか「たぶん」の乱用も同じ
これも個人的に本当によくある。
どっちも、先述のように
自分の頭の中で考えていることと
それを人に伝える言葉でアウトプットする時
その整合性について自分で自信がないから出てしまうなと思った。
自分の言語化が疑わしい時
あるいは話しながら言葉を探す時
出ちゃう。
あと、自分の中では確定事項でも「たぶん」は出ちゃう笑
それはやはり、
人に伝える、という意味では言葉を選ばなきゃいけないから
「その言葉の選択で私の頭の中にあるイメージを的確に表せているのか」を問いながら言語化するから、
「たぶん(私の頭の中にあるイメージを一般的な言葉で言うとこうなんだろな)」のニュアンスで言ってしまう。
「えっと」に関しては
言葉すら見つかってないから検索中の状態表示だと思う。
こう見ると、意外とちゃんと出てるんだろうな。
会話におけるステータスというのが。
感情ではないけれど。
「違う」→「いや」
「出力に自信がない」→「たぶん」
「検索中」→「えっと」
人に悪印象を与えないために
言葉を選んでいるつもりなのに
そっちのステータス表示で
印象を変えてしまう。
何をしたら余裕を持ってできるんだろうか。